持ち株がストップ高し、終値で持っていたとして
翌日寄り成りで売ったとすると
総トレード 8572 回
勝率 0.6876
POR 2.7912
勝ちトレード 5894
純益 64359
負けトレード 2678
損失 10477
PF 6.14312
期待値/リスク 1.607
期待値/回 6.286 %
2012年~2019年のデータである。
増資・減資はデータを修正してあるため実際とは多少違いが生じている。
このデータから、終値でストップ高銘柄を翌日の寄り付きに売却すれば
6.3%の期待値を持っていることがわかる。
システムトレーダーなら間違いなく当日の終値でなく、翌日の始値で売るだろう。
ここで、誰もが考える投資方法にストップ高投資法というのがある。
「ストップ高近くまでいったら買い」というあれである。
ストップ高になってしまうと買えないことが多いのでストップ高直前で買うのである。
それを検証してみよう
ルールは2点。
・急騰している銘柄に、ストップ高高値×0.99で逆指値の買いをいれる。
・買えたら当日は売却せずに、翌日の寄り成りで売却する。
総トレード 16230 回
勝率 0.4084
POR 1.3299
勝ちトレード 6628
純益 68535
負けトレード 9602
損失 74659
PF 0.91797
期待値/リスク -0.049
1回当たり -0.377 %
16230- 8572=7658
ストップ高近くに上昇した後に、実に半分近くが下落していることがわかる。
そのうえ、期待値もマイナスである。
このエッジを使うとしたら2つ方法がある。
1つ目は大引け近くで買い注文を出しストップ高比例配分を目指す。
買えたら6.3%の期待値を持つが、今までの経験からごくわずかしか買えない。
2つ目は、買えたらすぐに損切り注文を買値の下に入れて損失を上手く押さえる。
こちらの方が、可能性があるかもしれない。
p.s.
後から気づいたが、ストップ高の場合、連続ストップ高という爆上げモードを忘れていた。これを考慮すれば、かなり期待値は改善するはず。興味がある人は、買値、仕切値を変更して最適化してみたらどうだろう。私も気が向けば後日記事にしたい。